12月奥田塾「藍のプリント」と忘年会とお墓参り
11月奥田塾は、着色防染。慣れない方も多く、作業段階が複数だったために、終わるのが随分遅い時間になってしまいました。
12月奥田塾は藍染料によるプリントです。随分前に父親が産技研と開発した技術の1つです。
これも技術開放されているはず。
11月に続き、今回も多くの新規の方が参加してくださいました。ここ2ヶ月なんだか、新規の方にすごく参加していただいているのです。
ただ、風邪が流行っている事もあり、当日に4名ぐらいの方が欠席されました。
それでも、たくさんの方が参加してくださり、
トタン屋根に霜が。
今日はまた寒い。
技術的な説明をして、生地を張り、型を選び、糊作りへ。
メニュー通り、藍と薬品を糊の中に混ぜていきます。
そしてプリントへ
今回は色の濃さを4段階にしました。
プリントする空間は、台に熱が入っているからとてもあったか、でも、外は寒い。
故に、レンズ曇る。
藍染めのプリントによる手ぬぐい完成。柿がかっきーん。欲しい。
今回初参加の荒さんのこれ何処かで見た事あると思ったら、去年、まだ親父様が生きている時に、町田の注染工場見学して、森重さんのStudio Stickの手ぬぐい展で見た柄ではないか。橋本先生が買ったやつではないか。世間は狭い。
わるなら、ハイサワ~~って関係ないや。
プリントが済んだら、蒸して水洗い。
蒸し上がると、藍の還元剤の効果でベースの脱色にもなり、
今回はテンポ良く仕上がりました。
すべて天然の藍による色です。
素敵な作品がたくさん。出来上がりをみなさんで見つつ、
しかし、1日で全部仕上げようって言うんだから、毎回毎回大変です。
そしてそのあとは、12月恒例の忘年会です。
塾には来られなかったけど、わざわざ後から合流してくれたメンバーや、父親の古い染色仲間の職人の方々もたくさん足を運んでくださり、スタート。
料理はやはり父親の知り合いの料理長、何度なくお世話になっている樋口さん。
特別のプラスアルファだけではなく、すごく破格の値段にして貰ってしまった…
堅焼きそば食べたいという僕のわがままにも答えてくれ、
とにかくどの料理もびっくり美味しかった。至福過ぎる。料理は愛だ~~。
そんなこんなで素敵な時間を過ごし、みんなとの帰り道。
月、喰われ出す。
参加してくださった皆さん有り難うございました。
次の日も実は呑み会、昼間の三時から呑み出す。
今日は呑めるおっさん2人。
春日さんと小松さん。
場所は中野、近いのでついでにお墓参りも。
ついでという、あくまで失礼な姿勢。
お花を買うのかと問うと、2人とも買うという。
いらないだろ花なんかという、駄目な息子。
左は小松さん、右は春日さんのお花。
ぼくが「小松さん、トゲのある花は駄目だぞ」というと、
「おれそういうのよくわかんないんだよね」と小松さん。
「おいらよりたくさん生きてるでしょうに」
「まあでも、奥田先生は真っ赤なバラだと思うんだよね」
という、よくわからない言い訳を聞き、
やばいやばい、時間に間に合わないと、呑み会の場所へ
おいらがその昔出会った中野の酒屋さん「酒道庵之吟」の忘年会。
およそ14種類の日本酒が飲み放題!!
美味しい食事も並ぶ、お得すぎる、素敵すぎる忘年会に、今回は2人を誘ったのだ!!
お墓参りのせいで少し遅れて到着。
お店の中は人でいっぱい。
奥の席へ、おおこれでは、新しい人と仲良くなると言う素敵な機会を失ったではないか。
1本目の乾杯酒「鳳凰美田」
とりあえず呑んだお酒忘れないよう全部写真撮るのだ!!
うまい料理が並ぶ。
連日こんなにうまい物ばかり喰っていていいんだろうかっ。
1数本呑み比べていて、小松さんと僕が一番美味しいと感じたのがこの「佐久の花」
お酒の好みは近いらしい。
3時から6時のまで呑み会、隣のおじさまとも少し会話を交わすものの、ほぼ3人で騒ぎ、
呑み会が終わると、中野の駅まで歩き、コンビニでトイレに駆け込み、
アイスを頬張り、中野駅周辺で2次会の場所を探し、安いお寿司屋さんに入り、お腹いっぱいなのに更に食べる。
僕は、親父の好物でもあり、自分の好物でもやはりある、げそのたれのみを繰り返す頼む。
堅焼きそばがそうである以上に、これは同じ趣味である。
しかし、みんなにゲテモノ呼ばわりされる。うみゃいのに。
しかし、中野の路地や町並みっていいよね。おいら好き。
で、どうする、ボウリングかカラオケか。なかなか簡単に帰れない性分で、
よし中野の銭湯だ!!
ちょうど、クラブワールドカップをやっていた。いけね、忘れていた。
水風呂と熱い風呂、繰り返す、永遠ループにはまる。
気持ちよすぎる。
中野でちょっと古びれたこの感じもいい。
しかもこの渋い2人とこの展開は何ともたまらない。
最高だ。
春日さん、小松さん、いつも有り難う。
本当に最高の時間をいつも有り難う。
しあわせだあーーーーーー。
2人が10歳も先輩なことをそう言えばすっかり忘れており。
そんな2日間でした。
そういえば、ちょうど1ヶ月前、親族でやった一周忌とは別に、奥田塾のメンバーが代表して、一周忌のお墓参りを企画してくださいました。
少人数のつもりが、こんなに集まって頂け、本当にありがたかったです。
みなさんの貴重な時間、心より感謝いたします。
もう1年かあ、早いものですね。
歳をとっていい事は、素敵な仲間に会って行けることですね。
僕のふざけた遊びに付き合ってくれる人が20歳の頃いただろうかと。
あの日の夢が確かに今ここにあって、
たくさんの素敵な仲間がいて、本当に幸せ。
まあほとんど、親父の仲間だけどさ。
そんなこんなで、2011年も暮れ、別ブログでの、奥田染工場“裏”の忘年会へつづく。
みなさん、よいお年を。