節目というか、何年かに一度、大きな変化はやってくる。
心が一度土の中に潜って、そこから太陽に向かって芽が顔を出すように、暗闇に惜し潰れていた僕の体がまぶしさに震える。
心に大きな変化が起きて、それで今度は目の前にいまの自分に必要な人が現れる。
運命ってものの正体について考えることになる。

そんな不思議なことは、確かにあったけれど、ここ数ヶ月のうちにこれだけ沢山の素敵な人達と出会えることは今までなかった気がする。

誰かのお陰様で全部繋がっている。
素敵な人達と繋がっていけることほど、幸せな事はないと今は知っている。
しゃがみ込んで劣等感に苛まれる若い頃の僕の肩を、今の僕なら優しく叩いてあげることが出来る気がする。
才能なんていらないんだ、もっと大切なことがある。
誰にでも、出来る事はきっとある。
でも、何もかも全部まだまだで。
でもほら、いまのお前はこんなに素敵な人達に囲まれているぞって。

僕は大好きな人のために、心から喜んで何かが出来て、
誰かが僕のために、とても素敵なプレゼントをくれる。
そのどちらも、すごく幸せなこと。
特別なことも、ささやかな日常もどちらも大切な物だ。

嫌いだと何も出来ないより、好きだって何かが出来る方が、それだけで価値があるんだよ。
だから、好きだと思える人がいることはいいことだ。
見返りと言うけれど、それだけでいいんだよ。
むしろ、ありがとうって言えるはずだ。

10年後の僕が、今の僕を見て何を思うだろう。
努力もせずに恵まれすぎた。
境遇に恵まれ、人に恵まれてきた。
それは別に自分が用意したわけではない。
ましてや、それがあるから、辛いことも苦しいことも、結局、前を向くための情熱の材料になるだけだ。

素敵な人は、僕に素敵なエネルギーをくれる。素敵な願いを分けてくれる。

前向きに努力できる、それが出来るなら、間違いなくそれもひとつの幸せだ。
ずっと過去を引き摺って眠り続けた僕は、
感謝を込めて、それを願うだけでいるのはもう終わりにしようと思う。
 

 

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