奥田塾10月-酸性染料プリント-
工場にももう秋が来て、トタン屋根には銀杏の大きな粒が落ち出しました。
ブログ再開宣言しておいて、さぼりだしてから早1年。
有難き、先輩にちゃんと書いた方がいいよと、プレッシャーを頂き再開するのです。
タコラさん有り難うございます。
10月奥田塾は、酸性染料のプリントでした。
ネットの影響もあるのか、奥田塾の事を見つけて頂き、最近は新しいメンバーも増えています。
それと同時に、はじめた頃から、変わらず来てくださる方々もいます。
自分にとってこの場所は、物作りの楽しさをいつも感じさせてくれる場所です。
父親がはじめたことで、今は果たして自分が先輩達にそもそも教えることがあるのかというのが、大いなる疑問なのですが。
酸性染料はシルクだとかウールだとかの染色に適した染料です。
わざわざ、ずいぶん遠くから、足を運んでくださる方もいます。
昔から、必ずそういった方もいて、本当に有難いのです。
早朝に出たり、新幹線や飛行機や、夜行バスだったり。
先日も学校に通っていたけれど、こんな綺麗に染まるやり方は教わらなかったと
喜んで頂きました。
初めてこんなにちゃんと学べたと。
そういう言葉を頂いて自分が一番はじめに感じるのは、自分が恵まれた環境にいるということを忘れてはいけないな。
と、言うことです。
父親がはじめた頃から、大学の先生とか、自ら参加されて、同じような感想をよく言われていました。
染め方も何も、自分もまた、多くの人に教えて頂きました。周りの職人さんや、外部の専門家や。本当にいろいろな人にです。それは今もそうですし。
そうやって集まった奥田塾のメンバーの方々にも父が教える以上に、自分は皆さんに、本当にいろいろなことを教えて頂いてきました。
経験も知識も、教科書に載っていない大切なことも、形にはならない、大切なそれらを教えてくれる方達に本当に自分は恵まれています。
今もそういった方達に本当にお世話になっている。
素敵な人達と繋がって、物作りをしていくって本当に素敵なことです。
教室と言っても、奥田塾の場合、毎回、テーマの技法を使うということ以外、それ以上は自由な製作の時間として、布を染め上げます。
オリジナルの版を用意されている方もいれば、手描きで仕上げる方もいます。
一日しかないけれど、その中で見本ではなく、限られた時間の中での作品作りなのです。
要望の中でやり方は変わってきましたが、いつの間にか、そんな感じになっていました。
皆さん、その時間は本当に真剣です。
ってことで、残りの写真をざざっと並べて、今日はこんなところで。
宇田ちゃん、腕太くなったの。