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今回、奥田染工場は以下のデザイナーと共に京都に来ました。
準備も含めて、ちょっと学生気分の青春気分で楽しい毎日です。

JUBILEEのシミズダニヤスノブ
5/8のMasashi Kondo
phro-floの吉田留利子
adhaesionaの廣瀬勇士

今回メインのJUBILEEのシミズダニヤスノブ
5/8のMasashi Kondoを連れて、
まずは今回のプリント生地を探しに、浜松に向かいました。そこで、現地に足を運んだからこその素敵な生地達や、それを作る職人さん達と出会うことが出来ました。

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今回生地売り用にプリントした物は浜松の生地との出会いから、プリントの技術も保有するデザイナー自らが、次期シーズン用のサンプル生産分としてプリントした限定品になります。すべての生地はですので、デザイナーが自らプリントした貴重品となります。

奥田染工場では通常、物作りの理念として、デザイナー立ち会いの下、生地のサンプル製作を行います。
書面やデータだけのやりとりではなく、適切なデザインに落とし込むためのコミニュケーションがクオリティの向上には非常に重要だと考えます。
布にはそれぞれに表情があります。
その表情にあったデザインや色は同一ではありません。
ただ絵を描いた物をプリントすればいいという物ではありません。
布も柄もそれぞれが生かし合う関係性を生み出すことが出来て、それがはじめてプリントデザインになるのだと考えます。

プリントデザインをどれだけ実態を伴わない想像で組み立てても、その布の上に乗ったときどんな顔を見せてくれるか、完璧に想像出来るデザイナーはそうそういません。
布にプリントをしてみて、実際の仕上がりを見ていく中でこそ見えてくるものがあります。
なんとなくの分からない状況でされたデザインが世の中に多い中で、
より適切なデザインを生み出していくためには実際をしっかり感じ、そこから導き出すことの重要性を強く感じます。
更に、そういった中でデザインを進行していくと、必ず新しい発見に出会います。

デザインを閉じ込め殺すのではなく、そうした姿勢が物作りにおける確かな生命力を生み出して行くと考えます。

今回、若い現場を知るデザイナー陣に声を掛けさせて頂き、それらの布を並べてみて、確かな実感を得ました。
いろいろなお店で、プリントの布が並ぶ風景を見る中で、
こうやって並べた物をみて見ると、みんなちゃんと色を作ってくれているな、技術を理解したデザインの構築であるからこそ、はっきりと出せる部分がある、それだからこそ見えた色が並んでいるなと、強く感じさせていただきました。

普段、見ることののない多彩な色のある風景をぜひ感じていただければと思います。

また、今回、すべてのデザイナーが京都にいます。
ぜひぜひ遊びに来てください。

 

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